●田中徳三監督が死去…「座頭市」「眠狂四郎」など大映黄金期支えた
「座頭市」「眠狂四郎」シリーズなどを撮った映画監督の田中徳三(たなか・とくぞう)さんが20日午後7時40分、脳出血のため奈良・橿原市内の病院で亡くなった。87歳。葬儀・告別式は近親者で行い後日、しのぶ会を開く。
田中さんは1948年に大映京都撮影所に入社。黒澤明監督「羅生門」などで助監督を務めた後、58年に「化け猫御用だ」でデビューし、大映の黄金期を支えた。71年の同社倒産後にはフリーとなってテレビに活躍の場を移し「必殺仕事人」「剣客商売」シリーズなどを撮っていた。
今夏には約30分の短編作品「田中徳三監督 少年河内音頭取り物語」で、河内家菊水丸(44)と32年ぶりにメガホンをとっていた。11月7日に大阪市内で行われた完成記念上映会では「テレビ映画をずっと撮ってきましたんで、32年のブランクと言われてもピンとこない。枯れ木に花が咲いた」と、元気な姿を見せていた。しかし、同月下旬に体調を崩し29日に緊急入院。12月4日には意識不明になり、帰らぬ人となった。
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