●株取引は全職員の約1割…NHK内部で深まる疑惑
報道局記者らのインサイダー取引疑惑を受け、報道担当以外の全職員と報道端末のアクセス権を持つ契約スタッフ計約8300人への内部調査を実施したNHKは28日、計658人が過去1年間に株取引をしていたと発表。公表済みの報道担当職員522人と合わせると全スタッフの約1割にも上ることが分かった。NHKは、今回の結果についてインサイダー取引を否定しているものの、“氷山の一角”疑惑は深まる一方となってきた。
今回の調査は、22日の報道担当職員5470人に続く第2弾。対象の8360人中1125人が株を保有しており、うち職員496人、契約スタッフ162人の計658人が、過去1年以内に取引を行っていた。NHKは「職務上知り得た情報をもとにした株取引はしていない」としているが、1人は問題のカッパ・クリエイト株を現在も保有しているという。また、新たに地方局の営業担当職員1人が、勤務時間中に取引していたことも判明した。
NHKでは再発防止策として、ニュース原稿端末へのアクセス権限を持つ職員やスタッフを、現在の約8200人から、技術職員を中心に約2700人減らした。さらに、アクセス記録の長期保存や、特ダネ原稿の解禁も放送後に変更するほか、外部識者による第三者委員会などで再発防止策の検討を引き続き行うとしている。
コンプライアンスの決意を新たにしたばかりのNHKだが、同じ28日には、水戸放送局つくば報道室の記者(29)が、無免許運転の道交法違反容疑で、茨城県警に摘発されていたことが明らかになった。





