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2008年04月13日

●倖田來未、けじめの謝罪…ライブ直前ファンに深々一礼

 歌手の倖田來未(25)が12日、静岡・袋井市の静岡エコパアリーナで全国ツアーをスタートさせた。今年1月末に「羊水が腐る」とラジオで発言し、活動を自粛してから初めてファンの前に登場。ライブ前にはファンに「心よりお詫(わ)び申し上げます」と異例の謝罪。アンコールでは声援に涙を流し「すごくつらかったけど、倖田來未でよかった。皆さんが胸を張れるようなアーティストになりたい」と再出発を誓った。また、先輩の和田アキ子(58)は「もっと大きく、新生・倖田來未になれ」とエールを送った。

 アンコール最後のあいさつ。「くぅちゃ~ん」という6500人の声援に、ずっと張り続けていた気持ちが切れた。次の瞬間、一気に涙があふれた。「つらいことがあって幸せはつかめる。すごいつらかったですけど、倖田來未でよかった。皆さんの声援を聞いて…」途切れ途切れになりながら、言葉をつないだ。

 最後はデビューアルバム収録の「walk」で、新たな一歩を踏み出した。終了直後、楽屋ではスタッフと抱き合い号泣。謹慎2か月半の苦悩を涙で流した。

 1月29日深夜にニッポン放送のラジオ番組で「35歳を過ぎると、羊水が腐ってくる」と発言したことが批判を呼び、PR活動を自粛。2月7日にフジテレビ系ニュース番組で謝罪したが、ファンの前に現れるのは1月31日のCD発売イベント以来72日ぶり。この日は緊張のあまり、生まれて初めて朝から体がしびれていた。

 ライブ開始前、けじめの謝罪をした。「倖田來未より一言ごあいさつさせていただきます」のアナウンスに続き、倖田はステージ衣装の上に反省の意味を込め黒いロングコートをまとい、黒く染めたままの髪で登場。「ご迷惑、ご心配をおかけしました。心よりお詫び申し上げます」と深々と頭を下げたが、涙は抑えた。

 「ファンの方に心配をかけないよう、元気な倖田來未をしっかり伝えたい」ライブ中は謹慎前と変わらぬパフォーマンス。笑顔でVサインも見せていたが、最後のファンの声援で感極まった。

 2月は自宅からほとんど出ず事実上の謹慎。「傷ついた方たちの気持ちのことを考えて、アップダウンが激しかった。1日1日が長かった」反省の日々。「愛とか夢を伝えてきたのに180度覆す発言をしてしまった。いる価値はないのかなとも考えました」。ファンから届いた批判・激励のメッセージ数百通すべてに目を通した。歌手を目指すきっかけとなったドリカムのライブDVDなどを見直し「当たり前となってしまっていたところもあった。けど、私は歌手になりたかったんだなと」徐々に前向きに。3月上旬にリハーサルを開始し、この日に備えた。

 2時間半の公演を無事に終え「待っててくれんのやったら歌っていきたい。皆さんが胸を張れるようなアーティストになりたい」。静岡から全国のファンに思いが届くよう、誓っていた。

 ◆PR活動も再開へ ○…ツアーは再開したが、テレビ、ラジオ番組の出演は予定なし。だが関係者によると、時期未定ながら新曲も発売予定で、発売に合わせトーク番組を含むPR活動も再開していくつもりだ。自粛にともない中止されたテレビ収録や、地方キャンペーンについてはスタッフが全国を陳謝して回ったという。

 ◆倖田ママも来場 ○…ファンの多くは復活に好意的だった。午前11時に来場し、最前列に並んだ岩山裕子さん(19)、船村実貴子さん(19)は「仕方ないけどかわいそうだった。ライブができてとにかくうれしい」。夫婦で来場した伊村光生さん(45)は「反省すべきところはして、ライブでは割り切ってエンターテインメントに徹してほしい」とエール。この日は倖田の母親も来場した。

 ◆露出変わらず22曲を熱唱!! ○…今ツアーはPRを自粛したアルバム「Kingdom」をひっさげたツアー。この日は収録曲の「愛のうた」、「anytime」など全22曲を熱唱。心労で以前よりやせていたが、セクシーぶりは変わらずで、胸元が露出したロングドレスなど5種類の衣装を披露した。ツアーは6月1日まで8か所18公演、14万5000人を動員予定。終了後にはツアーDVDも発売予定だ。

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