●北川景子が同世代に伝える戦争の真実…「真夏のオリオン」ヒロイン役
女優の北川景子(21)が、第2次世界大戦で米駆逐艦と攻防する日本潜水艦を描いた映画「真夏のオリオン」(来年公開、篠原哲雄監督)のヒロインを務めることが12日、分かった。主演の玉木宏(28)が演じる潜水艦艦長と思いを寄せ合う女性役で、二人の現代の孫娘との2役を演じる。北川は「戦争を知る世代が少なくなっている今、若い人に考えてもらえるきっかけになれば」と語っている。
沖縄南東海域で米駆逐艦と激しく戦闘するイ―77潜水艦。その艦長・倉本(玉木)と思いを寄せ合う志津子は、出撃する倉本へ「真夏のオリオン」と題した曲の楽譜をお守りとして手渡す。64年後、二人の孫の倉本いずみは、米駆逐艦艦長の遺品の中にあった楽譜を受け取る。
志津子といずみを演じるのが北川。北川は小学生と高校生のとき、広島の原爆ドームを訪れ「同じ10代の女の子は働き、男の子は戦争へ。危機感なく生きる自分が恥ずかしくなった」。神戸出身で95年の阪神・淡路大震災で多くの友人を亡くし「命のはかなさや重みを考えるようになった」と語る。
演じる志津子に共感する。「お国のために死んでこいという時代に『帰ってきて』と言う強い女性。私も同じタイプ。りんとした人を演じたい」製作側は「目の強さと目元の涼しさを併せ持つ数少ない女優」と期待を寄せる。
フジテレビ系「月9」ドラマ「太陽と海の教室」と並行しながら、現在撮影中。「(通っている都内の)大学で『勉強とお芝居を頑張っていてすごい。私も就職活動を頑張る』と学生から言われて。世に問いかけたり、勇気を与えるためにお芝居をしているのでうれしかった」
この作品においても伝えたいメッセージがある。「もんぺをずっとはきたかった。私たちの世代は、教科書や資料でしか戦争を知る機会がない。戦争をきちんと描くことで、考えるきっかけになれば意義がある」と話していた。





